酒と涙と男と女

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この世界の扉を開き始めたばかりのリオには、引き際が分からないのも仕方ない話だが・・・ 全裸ネタで一番やってはいけない事は、引いてる女性に対して性をチラつかせながら迫る事だ。 あくまでも自然体で全裸にならなくてはならない。 オレ達のような人間は『変態』であって『性犯罪者』ではない。 そもそも・・・ ん? どっちも同じだって? ・・・ ですよね~! 何が言いたかったか、よく分からなくなってきたよオレは 何とか水面下でオレがリオの暴走を食い止める事、1時間・・・ コッチの世界でのブレーキのかけ方が分からないリオを、空気も壊さずに食い止めるのは本当に大変だった。 だがそんな難易度エクストリームなミッションもどうにか完了し、オレは全裸でスッキリするハズが、逆に心身共に疲れ果てている。 一瞬で凍りつきそうだった空気を笑いに持っていくために、オレはハジメのでもジンのでもパクれるネタは全て駆使した。 「じゃ・・・オレ帰るわ」 また成り行きでユウカと2人きりにされるのも、何となく勘弁だったオレは、早々に帰る意を示す。 こう見えても専門学校の娘にフラれてからまだ日が浅く、傷心中なオレなのだ。
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