酒と涙と男と女

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そしてそのままオレの家に向かう。 「お邪魔しまぁす!」 ウチの母親は高1の時でこそ怒ったりもしたが、今となっては酒もタバコも特に注意してはこなかった。 宅飲みが始まる前に、リオがオレにコッソリ耳打ちしてくる。 「稲ぴょん、どうにかハルにいい印象を持ってもらえるようにして下さいよ」 いや、フル勃起で迫っていた時点で、もう手遅れだろ リオはテンション上がってて気付かなかったかもしれないけど、道端に落ちているゲロを見るような目で見られてたぞ? そんな中、部屋に常備してある紙コップに各自で好きな酒を作り、宴は始まった。 「うっひゃっひゃっひゃっ!」 「あひゃひゃひゃひゃ!」 オレも酒は強くない方だが、偉そうに大口叩いていたリオはもっと弱かった。 ハルやユウカの方が強かったりする。 そんなオレとリオは酔いもかなり回り、全裸なのは当たり前・・・ 馬鹿みたいに大騒ぎしていた。 そしてジンロがなくなってしまったので、オレは最終兵器のリットルパック鬼殺しを手に取った。 ・・・ オレはそこからの記憶がプッツリと切れた・・・
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