酒と涙と男と女

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『もしもし』 リオの声のトーンは、明らかにたった今まで寝ていたような低い声だった。 「オレだ、今起きたんだけどスマンが現状が把握できん。と言うか昨日鬼殺しを飲んだあたりから記憶がない。昨日オレは何かしたか?」 寝起きそのもののリオは、しばらくオレの言う事が理解できてなかったが、オレが詳しく説明する事で、ようやく頭も起きてきたようだ。 『稲ぴょん!昨日稲ぴょん最悪でしたよ!酒入るとあんなに変わるとは思わなかったっすよ!』 何・・・だと? やっぱりユウカのこの状況はオレの仕業なのか まさかムリヤリ脱が・・・ 「ん?」 その時、オレの視界に寝ていたユウカが起き上がるような素振りを見せた。 「あ~、リオ?取り合えず今ヒマならいつでもいいからまたウチに来いよ」 それだけを言うとオレは通話を切って、ユウカに意識を向ける。 ユウカは寝起き特有のボ~ッとした顔で、オレと目が合った。 「あ・・・稲本さん」 「お、おう・・・おはよ」 ユウカはそのままオレをジッと見ていた。 さぁ、ユウカはどう来る!? その前におっぱ○いとか隠さなくていいのかな・・・
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