酒と涙と男と女

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「やっぱり覚えてないんですか?」 どうやらオレが記憶がない事は予想の範囲内だったようだ。 「うんと・・・オレそんなにベロ酔いしてた?さっき電話でリオにも言われたんだけど・・・」 何となく不安になってくるオレ。 ただユウカのこの様子だと、犯罪的なレベルの事をしたワケではなさそうだ。 「普段と正反対でしたよ」 ユウカは笑ってるけど、普段と正反対って・・・ かなり最悪じゃないですかい? いや普段も最悪ってのは置いといて ・・・ ユウカがスッ裸だった事にそろそろ触れてもいいかな? 思いっきり予想はつくんだけど てか堂々としすぎだし ちょこっとくらい恥じらいってモンを・・・ 「オレ昨日ユウカに襲いかかった?」 「はい!普段とのギャップが激しかったです。ケモノのようでしたよ」 何で笑顔なんだ・・・ 聞く所によると、やっぱりオレは酔いに任せてユウカに手を出したらしい。 避妊の不安が頭をよぎったが、どうやらオレのケモノの槍は途中で不発に終わったようだ。 オレも少しくらい覚えていてもいいだろうに! そして新たな疑問も沸いてくる。 これも予想つくが、ユウカのふつつか者ですがよろしく、の発言の意味は? リオとハルはその時何していた?
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