酒と涙と男と女

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リオは拳と深酒のコンボでかなりのダメージを負ったのか、かなりの時間オレの家の前でもがいていたと言う。 当然リオには家の中での出来事が分からないので、ここからの説明はユウカが補足する事になった。 「戻ってきてからもかなりの暴れん坊でしたよ」 ユウカのこのひとことから始まる。 オレはすでにこの時点で、穴があったらブチ込みた・・・ いや、入りたい気分だった。 「ハルさぁ・・・人参野郎とソムリエって・・・どっちが勝ち組だと思う?人参野郎は収入いいけど所詮人参なんだよ・・・」 部屋に戻ってきて、再び鬼殺しをラッパ飲みしながら意味不明な話でハルとユウカを巻き込むオレ。 さぞ迷惑だった事だろう。 ユウカに後ほど言われた。 「結局ソムリエと人参野郎って何だったんですか?」 ・・・ うはは!知らん! 他にも意味不明な話は延々と続いていたという・・・ しかも所々普通におっぱ○いもんでくるオレにはもう諦めていたようだ。 この時ばかりは、2人がノリのいいギャル系だという事に感謝した。 これがバイト先だったら、オレの心は再起不能になるまで打ちのめされていただろう。
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