師弟対決!そして新展開へ

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リオがある程度、拳を使う事に慣れてきた頃の事だ。 「リオ、お前これから両手両足にコレつけて組手しろ」 そう言いながらオレが出したのは、重さ2キロのリストバンドである。 両手両足に着ければ合計8キロになる。 「ちょ!それどんな亀仙流!?(笑)」 「100キロの甲羅背負ってやるよりマシだろうが(笑)」 重りを着けて動く事により、よりトレーニングの効果を高めようとしたのだ。 ちなみに・・・ リオが修行を始めたかなり初期の頃から、オレは重りを着けていた。 そして除々に重りを増やしていき、最終的には確か片足5キロ、片手3キロの合計16キロだったと思う。 最初は歩くのすら困難でも、時間が経つに連れて意外と慣れてくるモンだ。 1日が終わり全部の重りを外した瞬間、あまりの四肢の軽さに、そのまま無限に蹴れると錯覚した程に。 リオは文句を言いながらも、リストバンドを着けて練習する。 そしてリオもそろそろ実戦に移ってもいいかな?と思った時の事だ。 「稲ぴょん、先手を取るにはどしたらいいんすか?」 「酒飲んだ時、オレにいきなり前蹴りブチ込まれたんだろ?あんな感じで平気だろ?」 おっ○ぱいばっかりもんでて、修行もメンドくさくなってきたオレ。
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