『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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「まぁまぁ、ホントに悪かったよ。ケンカ売ったりとかしたワケじゃねえんだ。許してくんない?」 オレは少しでも場の雰囲気を和らげようと、ハジメの胸ぐらを掴む手を押さえたのだが・・・ 「離せっ!ドコのモンだって聞いてんだろ!?」 マサ君の怒りは治まらなかったようだ。 決してバカにしたつもりはないのだが・・・ ・・・ これってバカにしてる?(笑) そしてマサの質問にハジメが答えた。 「ドコって・・・ここに居まぁす!キャアー!」 ・・・ ・・・ ハジメ君・・・ 君の意図は読めたよ 「うははははは!」 これもツボにハマったのか、落ち着きかけていたジンが再びハジメワールドに引きずり込まれる。 多分ハジメも、マサが格好だけのハッタリ系と踏んだのだろう。 危険度は低いと見て、あやまるよりウケを取る方に走ったのではないか? 伊達によく絡まれてないってか? ・・・って、自慢にならねぇ!(笑) 後々ハジメ自身が言ってた事だが、向こうの戦力はマサ1人だし、いきなり最悪の展開になった場合オレに丸投げする気だったようだ。 ハジメ君はこんな最低なヤツだ。
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