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「そろそろ俺・・・ハルのストーカー、ブッ飛ばしてきます」
いつものように修行を終え、ウダウダ暇を持て余していた時、突然リオが決心を固めた。
この頃になると、実戦の心構えや実戦を想定したアルティメット組手もやり始めていたので、ムダに自信を付けたのだろう。
作戦の内容はこうだ。
まずハルに頼んで、そのストーカー君をハルの家の前まで呼び出してもらう。
ちなみにハルの家はアパートの２階である。
だがハルのアパートの前に居るのは、ハルではなくリオ。
あとはどういう流れに持っていくかは、リオ次第だ。
それをハルの部屋から、オレとユウカとハルが見ているという流れである。
アパートが２階なのでアリーナ席そのものだ。
「稲ぴょん、ヤバそうになったら助けて下さい」
「おう！任せとけ！」
オレは満面の笑顔で引き受けるが、助けに入る気はサラサラなかった。
一方的にボコられてる程度では、オレは放置する気満々だ。
敗戦から学ぶ事も必要である。
シャレにならないような状況になったり、相手がマシンガンでも出してきたら話は別だが。
・・・いや、そんなんなったら逃げるわオレ
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