師弟対決!そして新展開へ

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「ホントに呼ぶの?本っ当に呼ぶよ!?リオ君、別にムリしなくていいよ!?」 後日4人で集まった時に話を切り出すと、ハルは何度も念を押してきた。 最初はノリで言い出した事が、ここまで発展した事により、責任的なモノを少なからず感じていたのだろうか・・・ だが口だけは一人前なリオ。 「早く呼べや!チャチャッと片付けてストーカー被害なくしてやんよ!楽勝だよ!」 外見はTOKIO松岡似なので、これで実力と脳ミソが備わっていれば、思わずホレてしまうような姿なのだが・・・ 残念ながら実力は草食動物どころか草レベルだし、脳ミソの代わりに油ミソが詰まっている。 「呼んだよ」 通話を終えるとハルは戻ってきた。 「どうだった?」 「話したい事があるって言ったら、すぐ来るって」 ストーカーが来るまで、ハルの家で適当な雑談をしながら過ごす4人。 「うっひゃっひゃ!修行の成果を見せてやんよ!」 だが時間が経つにつれて、リオの様子がおかしくなってきた。 「どした?」 わずかだが挙動不審になり、オレ達の会話もあまり耳に入ってない感じだ。 「や、何でもないっす」
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