『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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結局・・・ ハジメが余裕満々にマサをおちょくりまくり、マサはハジメを大物とでも勘違いしたのだろうか? それとも話にならないと思ったのか? 依然変わらず怒りの表情ではあったが、ハジメの胸ぐらから手を離し、ハジメに気圧されたかのように黙りこくる。 得体の知れないハジメに迷ってるのか? ここで『ハジメはただのバカだから勇気を出して一発カマせば、アッサリKOだぞ!』とでも言いたかったが、オレもグッとこらえた(笑) まぁ、何にせよ大事には発展しなさそ・・・ ・・・ 「おい、そこの迷彩!テメェも何笑ってんだよ」 うおっとぉ! 今度はまさかのオレに!? てか、迷彩て・・・ 確かにオレは今、迷彩ズボン履いてるけど、このアホは服装で名前を決めんのかい! カラーギャングモドキの赤のセットアップ着てるジンは何て呼ぶんだろ 『おい、赤!』とか呼ぶんかな(笑) 「聞いてんのかよ?テメェ何か言えや!」 マサは今度はオレの胸ぐらを掴もうと左手を伸ばしてくる。 !!! オレはつい反射的に、右腕で内から外へ弾いてしまった。 しかも無意識だったもので思いっきり・・・ 愚地独歩のまわし受けの超劣化版みたいな感じだ。
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