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「シルバーツートンなんて中途半端な色乗りやがって！何だ！？イイ車乗ってるって見栄張りてぇのか！？気がデカくなってウチにコナかけてきやがるから面倒な事になるんだ！さっさと帰れ！！」
そろそろ前田さんの暴走を止めた方がいいのではないだろうか？
このままだと確実にアウトだ
だが誰が百獣の王前田を止められるだろうか？
今のウチの店には頑張ってもトムソンガゼルレベルの人間しかいない・・・
「車は関係ねぇだろうが！」
オッサン大正解。
「うるせぇ！稲本！塩持ってこい！このバカにビンごと投げつけてやれ！」
突然オレに振ってくる前田さん。
「え、ぅえぇぇっ！？い、いや・・・し、塩ぉ！？塩なんてウチにないっすよ！」
予想外のフリだったので、オレは何とも間抜けな返事しかできなかった。
もちろんそれでも前田さんの暴走は止まらない。
「じゃあアンチョビのビン持ってこいや！」
もう『塩』は関係ないんですね？
単純に投げ付ける『ビン』さえあれば(笑)
さすがの店長も暴走モードの前田さんは止められないようだ。
不謹慎だがオロオロしてる姿が見ていて面白かった。
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