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笑いを堪えていたオレは、さぞひどい表情だっただろう。
「ふふ・・・ふはは・・・店長?・・・大丈夫かよ」
数秒前まで、例え鬼が来ようが烈火の如くキレていた前田さんすら、半笑いのような顔で店長に言葉をかけていた。
見ればオッサンも少し笑いそうな顔になっている。
「店長ォォ!申し訳ありませんんん!!」
先輩ドライバーだけが、この世の終わりみたいな顔になっていた。
「・・・お・ま・え・なぁ!!」
衝撃に悶える事から脱した店長がゆっくり立ち上がると、先輩ドライバーに怒鳴り散らす。
「すいませんんん!まさか入口に居るとは思わなくてぇぇ!」
「お前は何だ!?アレか!?ドアを壊す気か!?そんなに勢いよく開けるアホがドコに居るんだ!それともアタシが嫌いなのか!?客の前じゃなきゃ蹴り飛ばしてんトコだぞコラ!」
ここで店長の言った客とは、一応オッサンの事だろう。
いやいや、じゃあ客の前でマジギレもやめようよ(笑)
しかも機嫌悪い時とかドアを一番勢いよく開けるの店長だけど(笑)
てか蹴りで開けてるじゃん
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