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「いや、そうじゃなくてよ・・・あのコンビニは夜勤のヤツみんな格闘技経験者で、すっごい馬鹿ぞろいらしいぜ?ほら、稲本っぽいじゃん?」
前田さん
少っっしもフォローになってません
前田さんのオレを勧誘する話はさらに続いた。
どうやら友達であるコンビニの店長は、今まで夕方勤務は普通に募集していたらしいが、夜勤のバイト人員は自分の友達など独自のルートから自分で探していたらしい。
そこで前田さんが、すっごい馬鹿な上に格闘技経験者であるオレの話をした所、その店長が興味を出したようだ。
だがオレの答えは決まっていた。
「でも何言われたってムリっすよ。オレ一応専門学校生だし、ファーストフードとピザ屋やりながらコンビニ店員なんかさすがにキツいっすよ」
「そこを何とか!気に入らないヤツが今居るなら、特別サービスでボコボコにしてきてやるから!」
「どんな交換条件っすか!ムリですって!」
「う~ん・・・そうかぁ・・・」
中々あきらめない前田さんだったが、オレも折れる事はなかったため、ようやく引き下がる。
・・・そのコンビニの店長から、スカウト料もらう約束でもしてんのかな(笑)
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