元祖変態凱旋

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クリスマスも明け、年末年始も終わり、相変わらずオレはヒマでダラダラしていた。 これを書いてて、ふとクリスマスや年越しで何か面白い話はなかったっけ?とも思ったのだが・・・ 全くもって思い出せない、と言う事は多分この年は何もなかったのだろう。 見栄を張るつもりはないが、彼女が居たかどうかすら思い出せない。 ・・・この時期は1人寂しくバイトづくしだったと思う。 当然専門学校にも変わらず通っていたのだが、冬休みが終わったと思った途端、2ヶ月近くある春休みに突入する。 高校の時に比べてあまりの休みの多さに、これにはビックリした。 ただひとつ・・・ 春休みに入る少し前に、オレの元に1本の電話がかかってきた。 着信名『人間失格』 人間失格? 誰だっけ・・・ って、ハジメ!? ハジメじゃねえか! オレは気付くなり、すかさず通話ボタンを押した。 「もしもしハジメか?超久しぶりじゃねえか!」 『稲本君かね?どうだ?刺激が全くない、俺の居ない生活は?ご近所の奥様方のアイドル、ハジメ君だよ~ん!』 ・・・ しょっぱなから脳ミソに虫がわいてやがる
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