元祖変態凱旋

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そういうワケで、オレはハジメの申し出にふたつ返事で即答した。 「おぅ、いいよ!」 「早っ!返事早っ!」 逆にハジメはビックリしたようだったが、そんな事はいい。 文字通りオレには本当に丁度良かったのだ。 「んじゃ、取り合えずジンとかミスターにも聞いてみようぜ」 オレはケータイを手に取るが、ハジメは首を振った。 「いんや、ミスターは休み中地元に帰ってはこないみたいだし、ジンはもう教習所通ってるらしい」 あらら・・・ て事はハジメと2人っきりかい 「稲本は車とか単車が好きだから、てっきりもう免許持ってるモンだと思ってよ!いやぁ、アッサリ話が決まって良かった良かった」 どうやらハジメは同じ大学の友達にも様々な理由で断られていたらしい。 そこで久々に顔出しがてら、ダメ元でオレの所に来たようだ。 その後オレ達は、他にもゴウキだったりエージだったり共通の友達を思い付くままに誘ってはみたのだが・・・ それぞれの理由で全員いい返事はもらえなかった。 「稲本とだったら俺は一番気兼ねなく行けるわ~」 パッと聞いた限り、一見嬉しい言葉だが・・・ 「何で?」
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