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レンタルショップから見たら、さぞかしオレ達は超迷惑な客だっただろう。
余談だがこの店は少し変わっていて、当時AVコーナーに灰皿が置いてあった。
『まぁ、タバコでも吸いながらゆっくり物色しなさいや』
という店側の配慮だったのだろう。
旧き良き時代だった。
当然その店は今は改装して当時の面影は全くない。
幾千万のおっ○ぱいに囲まれながら・・・
タバコに火を点けたリオが、興奮したように初対面のハジメに話しかける。
「あ、アナタがウワサの・・・は、は、ハジメ・・・さんっすか!?」
てっきり初対面だけにリオはハジメに、意味もなく敵意を剥き出しにするかとも思ったが・・・
無理もない。
リオはオレからしょっちゅう、ハジメ武勇伝を聞いている。
オレの変態度など、ハジメの足元にも及ばないと聞かせ続けていたからだ。
「神レベルの変態って聞いてたのに、想像してたより全然イケメンじゃないすか!?」
もはや、AVを物色していた時より興奮しているリオ。
※リオのAVはオレのカードで借りてました。
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