9289人が本棚に入れています
本棚に追加
/992ページ
「え、えぇ!?帰っちゃうんすか!俺もハジメさんと絡みたいっすよ!」
しばらくするとオレとハジメが帰る素振りを見せたせいか、リオはやたらとうっとおしく付きまとってきた。
「少年よ、いいかい?」
そんなリオをハジメが優しく諭す。
「君にはこれから『どすこいシスターズ』を見届けるという大事な義務があるじゃないか。それは俺と絡む事よりも大事な事だ。俺達も久々に再会したからこのクソ野郎(オレ)と2人だけでゆっくり話でもしたいんだ」
クソ野郎たぁ随分だな、この人間失格が
しかも実費でマニアックなAVを借りさせたと言うのに、全く悪びれてもねぇ
だがオレは知ってるぞ?
オレとも話を手短に済ませて、ただ単にさっさと帰ってヌきたいだけだって
ハジメは久々すぎてオレの性格を忘れたようだな
今日はハジメと単車で2ケツして、少し遠い海にでも連れて行くか
そんで何言われようが帰るのは明日だ!
1泊2日なんかで2本も借りた事を後悔するがいい!
話がまとまったトコで、オレがうまく誘導した結果・・・
「アディオス、リオ!いい夢見ろよ!」
ハジメは颯爽とオレの単車の後ろに座った。
だが、その1時間後・・・
オレの単車の後ろに座った事を激しく後悔していたハジメ君だった。
最初のコメントを投稿しよう!