9290人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・サームライ!?」
するとナゼかセガールがサムライという単語に食い付いた。
その単語以降は何を言ってるのかサッパリだが・・・
「イエース!サムライ、サムライ!」
だがハジメは意味が通じた事に喜びを露にする。
「HAHAHA!」
「うひゃひゃひゃ!」
・・・
お互いに意味は通じてないだろうに、ナゼか打ち解けたようだ。
だがオレ達はこんなトコであまり時間を食うワケにもいかない。
「おいハジメ、さすがにあまりのんびりもしてらんねえぞ?新幹線が出ちまう」
どうせセガールに日本語は通じてないと思ったオレは、そのままハジメに告げた。
「稲本、お前冷たいヤツだなぁ・・・このオッサンは1人で言葉も通じない異国の地で助けを求めてんだぞ?サムライたる者、心苦しくねえのか?」
いや、サムライじゃねえし
てか、つい数十秒前までハジメの方が軽くどうでもいい扱いしてたじゃん
オッサンだって完全に1人とは限らねえだろうし
「だって言葉が通じないなら仕方ねえじゃねえか。大体、新幹線乗り遅れたら合宿自体ダメになんぞ?」
「・・・そっか。じゃあ、いっか。行こうぜ」
ハジメ君、切り替え早いっすね
最初のコメントを投稿しよう!