『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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当然オレ達が抱えていた大量の段ボールもオッサンにツッ込まれる。 ワケを話すとオッサンだけでなく受け付けの姉さんまで笑っていた。 オレ達は感謝の念を込めて、オッサンに対して知りうる限りの敬語で接するのと、この旅館だけは絶対に自らのボケのためにフザけて迷惑をかけない、と固く誓った。 ・・・世間一般では当たり前の事ですかね? そしてオッサンが快く了承してくれたので、オレ達は旅館のゴミ置き場に段ボールを捨てにいった。 数分前まではレアメタルに等しかったプチプチも、今じゃ文字通りただのゴミである。 オレ達は景気よくプチプチをプチプチしてから丸めてシュートした。 実はこの日の旅館宿泊で特に面白い事もボケもカマしていないので、書く事はない。 オレ達は1日歩き回って疲れたのか、意外と早く寝てしまった。 本来ならハジメとジンが居る空間で先に寝オチしてしまう事は、柳の枝にヒモをくくりつけてバンジージャンプするのと同じくらい危険な行為なのだが、そんな警戒心も眠気には勝てなかったようだ。 ・・・ いや、先に寝たヤツって大概イタズラされるじゃん? このアホ達の場合シャレにならない時があるから
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