『怪物‐MONSTER‐からヒトへ・・・』‐ゼロ‐

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時刻は恐らく午前8時前後。 本日は快晴。 波も高くなく、風も穏やかな春一番が吹き始め、過ごしやすい1日となるでしょう。 誰だこんな事言ったヤツは? オレの1日が始まる目覚めは、最悪から始まった。 「~~~」 爆睡していたので夢見ごこちにまどろみながらだったが、何やら顔がソフティーにくすぐったく感じた。 例えるなら、ねこじゃらしを当たるか当たらないかの所で顔をなでられてるような・・・ 「~~~チッ~~~」 当然眠りを邪魔されたワケだから、オレはイラ立ちから来る舌打ちをし、顔を左右に軽く振った。 だがそのくすぐったさは、しつこく付いてくる。 『何だっつーんだよ』 オレは脳内で悪態をつきながら目を開けた。 ・・・ ・・・菊? まず目に飛び込んできたのは・・・ ひなびた菊だった。 それがオレの目の前数センチ先にあった。 「!!!」 オレはさぞパニくったのだろう。 「ハジメェェアあァァぁwWRYYYY!!」 奇声と共に布団をはね除けた。 菊に見えたのは恥じらいのカケラも見られないハジメの肛・・・ いや菊門だった。
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