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あろう事かハジメは下半身すっぽんぽんで、オレの顔に見事なM字開脚でまたがっていたのだ。
ふさふさとオレの顔をくすぐってきたのは・・・
認めたくないが・・・
ケツ毛だ。
「るあぁぁぁぁぁ!ハジメェェェee!!」
「・・・ちっ」
ハジメは小さく舌打ちすると、素早くオレから飛び退いた。
『ちっ』って・・・
悪夢はアレよりまだ先があったのか?
またがってからさらに何をする気だったんだ!?
オレは自分で使っていた掛け布団をハジメに投げ付けて視界を遮ると・・・
「無ゥ駄無駄無駄無駄ァァ!!」
掛け布団の上から両拳によるラッシュを仕掛ける。
そしてトドメの・・・
「無駄ァ!!」
左ハイキック一閃。
あ、あまり手加減するの忘れた
まぁ、布団の上からだし平気だろ
ハジメはオレの布団の上に倒れたまま動かない。
これがマンガだったら、プスプス煙が上がっていた事だろう。
オレは平和に寝ているジンにもハジメをけしかけてやろうと思ったのだが、時すでに遅し・・・
今の喧騒を聞いてジンは目を覚ましていた。
ちっ!
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