新天地

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この専門学校に入って、早1ヶ月が過ぎた。 授業内容も専門資格を取らせるだけあって、ビッチリ課題やら実習やら組み込まれている。 眠けりゃサボっても問題なかった高校とは完全に違っていた。 1日でも休むものなら周囲についていけなくなる。 まぁ、それでもオレはギリギリの日数までサボッていたダメ人間だが・・・ 先に書いたタカシとコウタロウは結局この学校での2年間、1番仲のいい間柄となった。 入学式の時に見かけたドレッドだかツイストだかの若頭みたいな風貌の男ともすぐに打ち解け、円満な学校生活を送る事となる。 当然女性比率が高いので仲のいい女友達も増えた。 だがそれだけだ・・・ 実を言うとこの物語で専門学校での事をあまり書く気はない。 と言うのも1番大きな理由として・・・ 『話として書けるような事がほとんどない』 入学してしばらく経ってから感じた事だが、何よりイカれたヤツがいない。 厳密に言えば、仲良かったウチの1人で類い稀なるアホは居たのだが・・・ 高校の時の友達に比べると、2年間どこか物足りなさを感じていた。
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