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タバコを片手に談笑してる人逹もあまり上品な方々には見えなかったが、その中でもひときわ異彩を放つ方が一番奥に鎮座していた。
ガタイは目測で身長約１９０センチ、体重約８０キロ以上、髪型は金色の短髪、ここまではまだいいのだが・・・
半袖のポロシャツから覗く両腕には、ヒジの先ぐらいまで見事なトライバルらしきタトゥーが描かれている。
ピザ屋の制服を着ていなかったら、まず同じ空気を吸う距離には居たくないタイプだ。
外見をイメージするならば『ナニワトモアレ』のゼンちゃんを想像してもらいたい。
危険度だけで言えば武丸クラスのオーラを放っている人が、王様のように座っていた。
い、嫌すぎる・・・
こんな人と働けないボク・・・
オレを紹介してくれた先輩はイイ人なのに
「前田ぁ！今日からこの新人にしばらく付いて仕事教えてやんな！」
・・・
だがそんなオレの葛藤も虚しく、どうやらオレのトレーナーに付く人は、よりによってこのゼンちゃんみたいな人のようだ。
オレが何か悪い事をしたのだろうか？
中途半端に人に迷惑をかけてるから神様がオレを嫌いになったのでしょうか？
彼らの口からはタバコの煙が出ているが、もはやオレの口からはエクトプラズムが抜け出ていた。
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