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そしてこの辺りから番外編の『元怪物VS伝説の怪物』の章へとかかっていく。
今後も時系列に沿って前田さんや、その他クセ者ドライバーの話を書いていくつもりだ。
丁度原付から単車に乗り始めるようになったのも、高校卒業前からのこの頃からだった。
オレをピザ屋に誘ってくれた元ファーストフードの先輩ドライバーが、単車の乗り替えを機に、今まで乗っていた単車をタダ同然の値段で譲ってくれたのだ。
ちゃんと免許取ってから乗れ、と言われたのだが、世の中の怖さも知らない若き日のオレが言う事を聞くハズもなく、1年程無免許で乗り回していた。
先輩はオレが無断で乗らないようにウチにまで来てロックを掛けたりもしたのだが、そうなる事を見越していたオレはすでに同じタイプのロックと、単車のキーの複製を手に入れていた。
まぁ、免許を取得して単車が完全にオレの名義になった時に、ロックが違う事がバレて感心されながらも軽くブッ飛ばされたが・・・
ちなみに先輩から譲ってもらった単車は250ccのバリオス。
ビッグスクーターはまだオッサンしか乗ってないような数少ない時代の、古き良きタイプの単車だ。
マフラーは名義変更と同時にずっと欲しかったモリワキに変更した。
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