中学からの刺客

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小妻の行動や話し方は、とにかくオレをイラつかせた。 アホなオレでも単純にナメきられてる事ぐらいは理解できる。 ただ単に外見で判断して、オレを自分より下に見てるだけではないようだが・・・ 何となく最初の自己紹介の時から、オレに対して敵意や悪意の類の雰囲気を感じていた。 だが何度細かく思い返しても、過去にこの馬糞ヘッドクソ野郎に恨みを買うような記憶は出てこない。 「稲本・・・稲本!」 事務所に居た店長に呼ばれたので、仕方なく作業を中断して事務所に向かったオレ。 「俺はもう帰るからな。とにかく店の中で小妻とケンカとかだけは絶対すんなよ?お前も遊びじゃなくて金もらってる立場なんだからな」 「・・・大丈夫です。お疲れ様っした」 オレは少し釈然としなかったが、取り合えず返事を返した。 「お前、今にも小妻に飛び掛かりそうな顔になってんぞ?それと・・・」 なるほど、どうやらオレから笑顔は消えていたらしい。 「手に持ったままの麺棒もどっかに置いておけ」 どうやらオレは無意識のウチに、殴りかかろうともしていたらしい(笑)
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