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店長が居なくなってからの小妻は、さらにダラダラやるようになった。
初日だと言うのに・・・
表情もムスッとしながら、仕事の説明などを流すように聞き、相変わらず人の目を見ないで返事をする。
よーし、少し落ち着こうかオレ
このファッキン馬糞ヘッド超クソ野郎の教育期間さえ終われば、基本オレとシフトがカブる事はなくなるんだ
目先のイライラに捕らわれて、このオアシスのようなバイトを手放すワケにはいかない
そうだよ、今店には3人のバイトの娘達が居る
合計6コのおっぱいだぞ
オレはみすみす6コものおっぱいも手放すのか?
いやいや、どのおっぱいもオレのじゃないとかってツッコミは取り合えず置いとこうか
「稲本さん」
オレの妄想は突然の小妻の声によってさまたげられた。
「ん?何?」
愛想もクソもない小妻から話しかけてくるとは珍しい事もあるモンだ。
「稲本さんって『あの』稲本さんっすよね?」
・・・
何言ってんだこのアホは
「あの稲本さんがどの稲本さんか知らねえけど・・・つまりどの稲本さんだ?何を言いたいかよく分からん」
オレの言葉も、充分何を言いたいかよく分からなかったようだ。
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