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「ミヤビちゃんのお兄さんっすよね？」
なるほど・・・
ミヤビ絡みかい
そういやミヤビと同じ３コ下だもんな
それでオレを知ってたのか
ミヤビと付き合いがあるって事は、見た目通りコイツもロクなヤツじゃねえな
ミヤビの友達には散々面倒な目に合わされてるし
「まぁ、そのミヤビの兄だな。で？何だよ？ミヤビのスリーサイズなんか知らねえから教えられねえぞ？」
「ミヤビちゃんからお兄さんの話を聞いて一回会ってみたかったんすよ」
スリーサイズうんぬんに関しては、ＭＡＸスルーされたなオイ
文章だとつたない会話が成立する事で、何となく和んだ雰囲気に感じられるかもしれないが、険悪な雰囲気は依然変わらずである。
小妻は相変わらずフテ腐れたような上から目線で話してくるし、抑えてはいるがオレのイライラも治まったワケではない。
そして小妻はさらに挑発的とも取れるセリフを吐いた。
「何か稲本さんって話で聞いてたより全然普通っすね。期待して損したって感じっす」
・・・
新人が来るって聞いて期待外れだったのはこっちじゃボケ！
テメェは先輩に対して言葉を選ぶって事を知らんのかい！
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