中学からの刺客

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「ちなみに俺ケンカ強いっすよ」 いや、聞いてねえし 確かに体格も太田とかエージよりもひと回り上だし、それなりにイカツさもあるからハッタリ未経験者じゃなきゃ、そこそこ強いだろうさ それより仕事覚えろ、仕事を 「中学の時にナントカって族集団に絡まれたんすけど、こっちは戦力になるの俺しかいなかったから、ほとんど1人で撃退したんすよ」 そいつはすげぇすげぇ せめてハッタリこくならもっと真実味のある話にしてくれ 聞いてるコッチが恥ずかしくなる まぁ、そういう年頃だしな 「実はこの店にバイト入ったのもミヤビちゃんの兄貴がどんだけイカれてるか知りたかったし、それなりならケンカ売ってみたかったんすよ」 ほぉ~う どんだけ調子乗りでヒマ人で傲慢なヤツなんだお前は ただ少しだけ興味が出たな 「何、ミヤビと仲いいの?」 オレが適当に返したら、これがまぁしゃべる事しゃべる事。 聞かなきゃ良かった。 「いや、まぁ、前にミヤビちゃんに告られた事があって・・・そんで俺は断ったんすけど~・・・あーだこーだ・・・」 うむ やっぱりメンドくなってきた・・・ 生理的にコイツ好かん
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