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「楽しいわけないじゃない」
ニコッと笑ってみせるけど…………。
「嘘ですよね。めっちゃ、笑ってましたよ」
うっ………。そうきたか!!
「そ、それは…………。
ほら、待ち合わせしてて来てくれると嬉しいっていうか……」
棗くんが、きょとんする。
「……………、すみません。今度は気をつけますから」
申し訳なせそうに謝る。
「いいよ、気にしないで。私が、勝手に呼んだから」
「それもそうだな。
気にした俺が馬鹿だった」
えっ!?
そんな、急に翻さなくても。
「で、買い物するんだろ??さっさと、終わらせるぞ」
すたすたと先に行っていく。
「ちょ………、ちょっと待ってよ」
そういうと、ピタッと止まって振り返った。
「早く」
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