01:ビミョーな関係

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「楽しいわけないじゃない」 ニコッと笑ってみせるけど…………。 「嘘ですよね。めっちゃ、笑ってましたよ」 うっ………。そうきたか!! 「そ、それは…………。 ほら、待ち合わせしてて来てくれると嬉しいっていうか……」 棗くんが、きょとんする。 「……………、すみません。今度は気をつけますから」 申し訳なせそうに謝る。 「いいよ、気にしないで。私が、勝手に呼んだから」 「それもそうだな。 気にした俺が馬鹿だった」 えっ!? そんな、急に翻さなくても。 「で、買い物するんだろ??さっさと、終わらせるぞ」 すたすたと先に行っていく。 「ちょ………、ちょっと待ってよ」 そういうと、ピタッと止まって振り返った。 「早く」
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