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ショッピングモールのベンチで、ぽつんと1人座っている。
近づいていくと、やっぱり見知った顔。
というか、一回見たら忘れないくらい綺麗な顔だ。
そんなわけで、声をかける。
「やぁ!!こんなところで、どうしたの??」
急に、声をかけたのでかなり驚いた顔を向ける。
そのあと、すぐに顔をしかめた。
誰??こいつ………??
っていいたげに。
「棗くん…………だよね??」
名前を呼ぶと、余計に顔しかめる。
あれぇ??
やっぱり、覚えてないのかな??
なんか、むなしいな……。
「全然、覚えてないのね??」
そういえば、あの時髪の毛上げてたっけ……。
ものは、試しで髪を上げてみる。
そうすると、棗くんが目を細めた。
「………………、赤羽さんのお姉さん??」
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