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手始めに、私が目を付けてた洋服店に入る。
「うわぁ~」
最新の、服に自ずと目がキラキラしてくる。
その横を、つまらなそうに立っている棗くん。
う~ん、やっぱり男の子ってこういうの苦手なのかな??
その店は、一通り見て次の店を見る。
「う~ん、やっぱりこれもいいなぁ~」
3着くらい、手に持って悩む。
「ね、ね。棗くんは、どっちがいいと思う??」
窓の外を、見ていた棗くんがこっちを向く。
一着取って、私に合わせる。
「…………………」
無言で、次を合わせる。
「…………………」
また、無言。
ちょっと……!!
「どうなの??棗くん」
堪らず、聞いてみる。
棗くんは、ちらっとこっちを見た。
「…………………、少なくともアンタには似合わない」
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