†蒼空の魔法使い†

♪旅立ちの日に♪

ここは、アンダー世界「アース」。

アースの日本という国の京都に少年はいた。

ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ、 カチッ

「はぁ～、眠すぎて死んじゃうぜ～～」

この、いま起きた少年は桜咲隼人(さくらざきはやと)。 極一般の高校生になる前の学生である。

だが、普通の学生とは違い、“蒼鳴流"という京都に古くから伝わる剣術を母親から習っている事以外は、だが。

「まあいいや、何時もの日課やらないとな。」

そう言って、隼人は動きやすい格好に着替え、家の敷地内にある道場へと歩いていった。

道場に入ると隼人の母親である桜咲魅癒羽音(さくらざきみゅうね)がいた。