何かの予兆

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まぁこのアホはほっといて、オレは先生に質問した。 「先生?」 「なぁに?」 先生は慎哉には見向きもしないでこっちを向いた。 少し可哀想に思いながらも、先生に聞いた。 「なんで先生はここに?」 すると先生は 「なんでって…始業式早々に校門で生徒が倒れて 保健室にいるって言われたらね~」 先生は苦笑いをしながら答えた。 「そうか…オレは気を失って…」 一人考えていると… 「ほら、もうお昼過ぎよ。 他の生徒はみんな帰ったわよ」 そーいえば始業式のある日は昼までだったな… 「そーですか… じゃあ体調も良いんでそろそろ帰ります」 ベットから起き上がり、慎哉を呼んだ。 「虫くん(慎哉)帰るぞ」 「虫じゃないから!!」 なんだよ… 元気じゃんこいつ つまんねー 「ひどい…(泣)」 「また本音が口に~」 「絶対わざとだろ!!」 慎哉のナイスなツッコミを受けながら、俺達は保健室を後にした。
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