何かの予兆

13/13
前へ
/27ページ
次へ
「どゆこと?」 オレが聞くと半泣きになりながら 「俺達さ、隣りのベットでカーテンでしきってあったろ?」 そーなのか? 記憶にないな… 「まぁそれでな… オレは悠哉より30分はやく目が覚めたんだよ」 で? 「んでカーテンごしに悠哉の声で…お前誰だよ~的な声が聞こえてさ 心配になって…」 なぁーる だからオレが目を覚ました時にこいつが横の椅子に座ってたのか。 「あぁ…あれは変な夢を見てただけだから気にすんなよ」 そうゆうと、慎哉は安心したようで… 「なんだ良かった~」 などと笑いながら話す。 まったく、そんなことで心配するなんて昔の慎哉なら考えられないな。 そして俺達はたわいもない話で盛り上がり、並木道を過ぎ去った。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加