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何も見えない
何も聞こえない
「また来ちゃったよ…」
暗闇のなかにオレの声が響く。
きた…この謎の空間X
まぁ流石に二回目だし…慣れてきちゃったよな。
てかネーミングセンス無いな…
泣けてくる…
と、自分を悲観するのはこの辺にしてだな…
とりあえずオレがすることは1つだ。
これしかない。
それは…寝ることだ!!
てなわけで
「おやすみなさい」
これで目が覚めたらもとの部屋だったらいいな~
なんて考えながら…
暗闇の中…オレはゆっくり意識を奪われていった…
筈だった
「ね~る~な!!」
ドスッ
「グファ!!」
何かがオレの腹の上に落ちてきた!!
しかも鳩尾です。
痛い
かなり痛い
「う…ゴホッ」
オレが涙眼になりながら咳き込んでいると…
「あ…ごめん
大丈夫ですか?」
ため口と敬語の混じった不思議な口調で誰かが話しかけてきた。
オレは声のした方……(と言ってもオレの上だか…)を見た。
そこには可愛らしく、整った顔で綺麗な黒髪をした巫女の着るような服を纏っている女の子がいた…
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