過去と夢と現実

6/14
前へ
/27ページ
次へ
「えっと…どなた?」 オレは上に乗ってる女の子に聞いてみた。 「他人に名前を聞くときは先に自分の名前を言うものだろう…です」 もっともなことを言われました。 情けない… 「あぁわりぃな オレは朱里悠哉。 よろしく」 「知ってる…です」 ……知ってる? 「オレのこと知ってたの?」 不思議に思い、オレは女の子に聞いてみた。 「あたりまえよ…です 私が知らないことなんてないもん…」 なんか恐いな… とりあえず話を変えよう うん 怖いわ いきなり話しは変わるが… 「なぁ?」 「なに…ですか?」 みんなも疑問に思ってただろう… その疑問を今、彼女にぶつけよう。 「なんでそんな変なしゃべり方なんだ?」 そう…皆きずいてただろ? この子は普通の話し方の後に、「です」とか「ですか」をつけてるんだ。 おかげで変な日本語になっちまってら… 彼女は眼を泳がせながらオレの質問に答えた。 「いや…その… あれです… 初対面の人には丁寧に話した方が印象が良くなるかな~なんて…」 …あぁなぁ~る 「って事は、素はため口?」 「うん…ぁはい」 なんか萌えてくるな~ …すみません 調子に乗りました。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加