何かの予兆

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そーいや思い出したんだけど… 慎哉のやつ、どこいった? まぁいっか。 あいつは大丈夫だろ。 バカだから。 何てことを考えながら、闇の中を歩き続けていた。 少しだけ寂しいな。 何分歩いたかな? さすがに疲れたわ。 体力には自信あったのに。 オレは一応部活やってるから、体力には自信があった。 でも、もうかなり歩いたから、さすがに疲れた。 「一眠りしよっかな~」 何て言いながら、暗闇のなかに横たわる。 ………タ 「ん?」 ……ミ……タ 「なんだ? 人の…声?」 …ミツケ…タヨ 「見つけた?」 マッテ…テネ… 「何のことだよ? 誰なんだ? そこにいるのかよ!?」 返事はかえってこない。 また…暗闇に戻った。 目の前にはただ黒。 たが、そこに小さな光りが見えた。 その光りは、どんどん大きくなってゆく。 マタ…アイマショ……ユウヤ 「うわぁぁ!!」 オレは光りに呑まれた。
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