危険な情報

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「だってだって~、次遅刻したら問答無用で減給するってシドが~」 余談だがルキは遅刻魔。 「そりゃあ毎度毎度遅刻されたらそんぐらいの処置は当然だろうが!」 「分かんないかな~、そこが私のチャームポイントなんだから伸ばしていこうと思えない?」 「遅刻を伸ばした先に待ってんのはニートか引きこもりだろうが!」 睨み合っているシドとルキの間に火花が散っていた。 「シド、減らす元である給料はあるのか?」 鍵沼が冷たく言い放った一言で喧嘩は消えてしまった。 「はい!全員集まったので、そろそろ今回の依頼についての情報を伝えておきます」 スクリューは新聞を音を立てながら閉じて、注目を集めた。 「という事は昨日も逃がしたのか?例の通り魔は」 「ええ、逃げ足が異様に速くて…しかもシドがしっかりしていなくて」 「やっぱりか」 「シドだって不真面目じゃんか!」 三人の集中砲火がシドに向けられていた。 「お、おい!何で俺だけのせいって事で話進めてくれてんだよ!」 シドは声を張り上げて反論を試みたのだが、三人から攻められてしまうと弱気になってしまう。
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