序章~不幸に不幸は重なるもの。これを『超不幸』という~

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「それじゃ、始めようか。お先どうぞ。」 完全にナメられてる。 まぁ確かに力盗られたけどさ… …まぁ一気に終わらせようかな。 「暗殺。」 暗殺は15%の確率で敵を即死させる技である。 …あれ、なんか上手く動けない… 「うわっ!」 つくよは何も無い所で躓いた。 「…大丈夫かい?」 純白の男が私を支える。 「…大丈夫。でも、敵を助けるなんて甘い考えは避けた方がいいよ。」 「甘い…か。よく言われるよ。」 つくよは自分の足で立つ。 「さ、気を取り直して続きを始めようよ。」 「…大丈夫かい?いきなり躓いてたけど。」 「だ…大丈夫大丈夫!」 要はあまり強い技を使わなければ行けるよね。 「撃。」 撃は少し遠くの敵を一度斬る技である。 よし、これは行けるみたいだね。 「おっと。」 あっさり避けられたか… 「僕の聞き間違いかな。君、夕闇つくよちゃんだよね?」 「うん。そうだよ。」 「…はっ!」 「!!」 剣の柄で後頭部を突かれた。 そして意識は暗闇へ…
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