序章~不幸に不幸は重なるもの。これを『超不幸』という~

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次の日_ 「いきなりすまない。早速だが任務だ。」 私は命令されるのが嫌いだ。 「ここの近くに教会があるのだが…そこのシスターが誘拐されたらしい。…連れ戻してくれないか?」 「えーと、ここって警察?」 「いや、ギルドだ。」 「…何で教会を助けるのかな?」 「教会は僕らにこの土地を分けてくれた。…恩返しかな。」 「…」 「このギルドのメンバーの一人を連れて行っていい。頼まれてくれないか。」 「やだ。」 速答である。 「…あーいいよ。君の力を奪ったヤツを捜さないだけだ。」 「うん。いいよ。私がここから出ていくだけだから。」 「…行ってくださいお願いします。」 あまり気が進まないけど… まぁいいか。
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