13人が本棚に入れています
本棚に追加
とまぁそういうわけで、俺達一行は水野の家に向かっている。
「きゃっほーい!初めての真希ちゃん家か!オラ、ワクワクすっぞ!龍我もだろ!?これが二人っきりだったらなぁ。あ~んなことや、こ~んなことや…ハハハ。あっ龍我の前で言っちゃった!でも心配するなよ。俺は龍我と違って―――――「「死ね。」」
「ア゛ぁぁぁぁぁぁあ!?」
俺がゴミ(俊也)の顔面を殴り、飛鳥が急所を蹴り上げた。これで、少しは黙るだろ。
「飛鳥。水野の家はまだか?」
「あっもう少しで着くから。」
佑輝が飛鳥に話しかける。佑輝にとってはたいしたことはないのだろうが、飛鳥にとっては嬉しいことだろう。あっ顔赤らめてる。
「ここだよ。」
水色の屋根、広いとは言わないが綺麗に手入れされた庭、その庭を囲むように作られているブロック塀。
「着いてきて。」
飛鳥が先頭。その後ろに、俺、佑輝、俊也の順で玄関に向かって行く。
飛鳥はチャイムも押すことなく、玄関を開け一人で入って行った。
…
…
え?放置?俺達何しに来たの?
―ガチャ。
「入って良いって。」
あ~良かった。
「私は来るって言ってたけど、あんたらの許可取ってなかったから。」
…
俺達危なかったのね。ってか俺達(一人を除くが)誘われたよね?これで入れてなかったら、正直立ち直れねぇよ「お邪魔しまーっす!」って何お前が先陣切ってんだよ!
俊也はズカズカと佑輝の腕を引き、飛鳥に着いて行った。
はぁ…結局俺は張り切ってたのか…ま行くか。
俊也、佑輝に続き、俺も水野の家に入った。
最初のコメントを投稿しよう!