いきなり始めま~す。

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「いや、つい出来心で…その…すみませんでした!」 今は俊也を捕まえ、路上で土下座させている。 「まぁお前のおかげで、作者に俺の…いや何もない。てかなんで俺より後から来てたんだよ。」 確かに龍我が行こうとした時には、すでに自転車は無惨な姿になっていた。ならば俊也が先に行っているはず… 「えっなんでって昨日の晩に盗りに行ったから。なんか『持ってけ泥棒!』って言わなかった?だからありがたく、頂戴させてもらったぜ。」 「…ははは…ま行くか。自転車そこ置いとけ。帰りに取りに来るから。」 龍我は昨日のことを思い出し、深く追求されることを恐れ、近くのアパートを指さして、学校へ向かうよう促した。 二人で徒歩で学校に到着し、玄関で上履きに履き替えて教室に上がった。教室には既にほとんどの生徒が来ており、教室のあちこちで話したり、宿題をしたりしていた。我が校は別に学力が売りではなく、進学する者、就職する者、旅に出る者、性転換する者など、いたって普通の高校だ。…最後の二つは置いといて… 俺は教室に入り自分の席に着いた。着いた瞬間。 ?「うぃ~おはよ。」 一人の男が近づいてきた。
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