いきなり始めま~す。

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「出席とるぞ~めんどくせぇから、回りで席空いてる奴の名前言ってくれ。」 これでも教師か?とゆうほどの怠慢教師。名前は近藤隆正。年齢は多分30歳前半。俺らも入学当初は、こんなので大丈夫か?と思っていたが、慣れとゆうのは怖いもので、何の違和感も感じない。 「先生~水野さんがいません。」 一人の男子生徒が手を挙げて言う。 「水野は今日休みだ。なんか体が熱くなる症状に蝕まれてるらしいぞ。」 「先生普通に熱って言えないんすか?」 「世間では略してそぉ言うらしいな。俺は最近の言葉は知らないんだ。」 「いや、最近生まれた名前じゃないですから。」 とうちの担任はボケるのが、お好きなようで、俺がツッコんであげている。多分ボケのはずだが、たまに本気で言ってるときもある。 「あっ連絡すること今日何もねえや。ってことでお前ら腕立てか腹筋か寝ろ。時間を無駄にするなよ~。」 と意味不明な選択肢を残し教室から出て行った。いつものことなので、ツッコみはしない。慣れていない頃はみんなほんとに、腕立てやら腹筋をしていた。しかし今となっては席から離れて休み時間状態だ。
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