はじまり

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れ『!!』 ガバッと飛び起き、目を見開いて驚くれん。 急いで運転席側のドアを開けてくれた。 れ『‥なんで!? 寒いだろ、中入りな!』 この人は、どんな時でも相手を思いやる気持ちがある。 ち『‥いつも、こうやって寝てるの?』 れ『そうだよ。さすがに体痛いし爆睡はできないしさ、ちょこちょこ起きちゃうよ。エンジンかけっぱなしだしね、ガソリンの減りも早いよ(笑)』 れ『‥‥て、ゆうか、 ‥‥ごめんな』 私がなぜこの場所に来たのか、れんは理由を聞かなかった。 きっと、わかったのだろう。 そして私に謝ったのも、それがわかったから。
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