117人が本棚に入れています
本棚に追加
/289ページ
れ『!!』
ガバッと飛び起き、目を見開いて驚くれん。
急いで運転席側のドアを開けてくれた。
れ『‥なんで!?
寒いだろ、中入りな!』
この人は、どんな時でも相手を思いやる気持ちがある。
ち『‥いつも、こうやって寝てるの?』
れ『そうだよ。さすがに体痛いし爆睡はできないしさ、ちょこちょこ起きちゃうよ。エンジンかけっぱなしだしね、ガソリンの減りも早いよ(笑)』
れ『‥‥て、ゆうか、
‥‥ごめんな』
私がなぜこの場所に来たのか、れんは理由を聞かなかった。
きっと、わかったのだろう。
そして私に謝ったのも、それがわかったから。
最初のコメントを投稿しよう!