銀と蒼と翆と緋と

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      2人が村に入るとそこは小さいながらも穏やかで、優しい空気が流れる場所だった。   シェイズは村の雰囲気に満足気に口を歪ませ、アークレイを急かし始める。     「よっしゃアーク、宿探すぞ!安いとこ!」   「安いかは入らないと判らないよ?」   「大丈夫、直感で」     さらりと適当な事を言ってのけるシェイズだったが、アークレイがツッコんでくれなかったので微妙に凹んだ。     そんな微妙なエピソードを交えながら2人は安い宿を見つけて部屋を取った。 その際宿屋の受付にいた青年に不審がられていたのはまた別の話☆       「さて、部屋も取ったし、後は~道具屋と武器屋だな」   「携帯食料や燃料も補充しなくちゃいけないしな」   「んじゃー行きますか」   「シェスの望むままに」   「…アホかお前は」     そんな会話を交わしながら彼らは宿屋を後にして村を歩き始めた。    
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