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「政宗様、そのような謝り方では…っ、嫁入り前のおなごが肌を見られるということがどれだけのことかわかっておいでなのですか!?」
「あの、小十郎さんいいですから;あれは故意にやったわけじゃないですし;;」
「ほら、しゅうもこう言ってんだ。このことは謝った。もう本題に入っていいか?」
「政宗様!!」
「あたしは気にしてませんから。昔から女扱いされたことほとんどないですし、胸もないから間違われるのもなれてますから」
「そう自分を卑下すんな。胸なんて年頃になりゃでかくなるし、きちんと化粧すりゃ女があがるだろ。政宗様の言われたことは気にすんなよ?」
「……そろそろ18迎えるんだけどね……」
「……」
「…しゅう、俺と同年でその身体って…」
「その哀れんだ目やめて下さい。ってかタメかい!!」
「しゅう、お前ここに住め」
「は!?」
「さっき言ってた本題だ。部下にお前のことを調べさせたがこの日の本にお前の情報は何一つねえ。加えてお前の衣服や所持品は見たことがねえやつばかりだ。神隠しにでも会ってここに来たとしか考えられねえんだが?」
「…神隠し……そうかも。夜道を歩いてたら急に吸い込まれるように落ちて、気付いたら池にいたし」
「なら帰る場所はねえわけだ」
「お前がこの城に住んでくれて、政宗様の政務を見張っていてくれたら助かるんだが、どうだ?」
「小十郎;そこかよ;」
「当たり前です」
「…いて…いいの?」
「あぁ」
「ありがとう。ではそうさせていただきます!よろしくお願いします小十郎さん!」
「おう。政宗様には手やくかもしれねえがな」
「おいしゅう、城主に挨拶なしか?」
「よろしくお願いします政宗様!全力で政宗様の政務監視に励みますね(^w^)」
「…あぁ;」
こうして伊達軍に一人仲間が加わることになった
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