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僕が大人になるという事実と
同じ距離で夢が見えていた頃
ビー玉越しに見えていた世界を
なんの疑いもなく信じていた
変わりなく朝を知らせる太陽
変わったのは僕の見る目だけ
信じるものが見つからなくて
進むべき道を探している僕は
限られた可能性に
日常の重みを預けて
明日を歩こうとしてるんだ
一日が眠るのを見届ければ
虚しさが僕に話しかけてきた
大海を見た井の中の蛙は
きっと同じ気持ちなんだろう
くすぶっている下層ヒエラルキー
見下した上位層に気づいているかい?
取り戻せない時間を受け止めて
一日を始めていく僕は
幼い頃無駄にしたそれが
背を向けていたのを
恨めしげに見ているんだ
時間に言い訳は通用しない
これから借りを返していくだけさ
巻き戻せない日々を蓄積して
現在と向き合っている僕らは
今の自分に責任を持って
明日を作っていくんだ
明日を歩こうとしてるんだ
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