沈黙
7/8
読書設定
目次
前へ
/
120ページ
次へ
「お母さん、智基が学校の授業に遅れてしまうのが心配なの。わかるでしょ。智基はいま五年生なのよ。中学受験だって考えていかなくちゃいけない、大事な時期なの」 「……そうだね」 さっきよりもさらに勢いを落とした声で返事をした。 沙代子の小言に耳を傾ける気にはなれなかった。 ただただ、この窮屈で憂鬱な瞬間から解放されることを望んだ。 そのためには、余計な反論は一切せずに黙っているのが最善だと知っていた。
/
120ページ
最初のコメントを投稿しよう!
97人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
8(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!