怨念

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土曜日。 休日だったが、家でゆっくりとはしていられなかった。 政也の家に電話をかけた。 「遊びに行ってもいいか?」 すぐに本題を切り出した。心の中で、役に立たないと見下していた政也しか、つるむ友達が見つからなかった。 「昼から家の手伝いをしなくちゃいけないから、それまでなら大丈夫だよ」 「わかった。ありがとう」 通話を切った。 自室に戻ってゲームソフトを並べてある棚から目的のものを見つけ出し、リュックに入れた。
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