疾走
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靴下のまま、ふらふらと壁に体を打ちつけながら、教室を目指した。 誰も来ていなかった。 静まり返った朝の教室で、ひとり席についた。 机の中に手をやると指先に刺激が走った。 傾けてみると大量の画鋲がじゃらじゃらと音を立てて床へと流れ落ちた。 (いったい誰が……) 机に突っ伏して、俺は初めて泣いた。
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